
「30代ですがWEBデザイナーになりたいです!」
という人を見たらどう思うでしょうか?
「世間知らずな…」と思いつつ、今の自分の仕事のつまらなさを思い出して嫌な気分になるかもしれません。
私がWEBデザイナーとしてちゃんと仕事を始めたのは30歳です。現在は、教える立場にいます。
「30代未経験からWEBデザイナーになるにはどうしたらいいのか」をまとめました。
30代未経験からWEBデザイナーを目指す現実は?
できるかどうかではなく、やるかどうかで決まる
WEB業界は、「できます」ではなく、「やりました」の世界です。
通常の就職面接のように「これをしたいです!」「これができます!」というアピールにはあまり意味がありません。
「そ。じゃ、ポートフォリオ見せて」となります。ポートフォリオこそ、「なにをやったか」の実績の証明です。
アルバイトならいくらでもある、働きながら経験を積む
「でも30代未経験からWEBデザイナーになるのは難しいのでは…」としり込みしている人は、おそらくうまくいきません。
30代で未経験、そこからスキルを積み上げていきたいなら、一刻も早く実務につくことを考えましょう。
「できるか、できないか」を考えるくらいなら、ポートフォリオをもって突撃してください。
アルバイトでもパートでもいいので、半年続ければその時点で「未経験」ではなくなります。
実務をこなしながら覚えていくことが多い
WEB業界の仕事は細かな覚えることや独特のルールがある業界です。通常の事務職とはまた違うものがあります。
スキルワークなので、とにかく手を動かして仕事を覚えていくことを最優先してください。
特にディレクションに関しては、案件ごとに柔軟な対応が必要です。
WEBデザイナーに必要なスキルとツールは?
基本の言語、ソフト、システム一覧
WEBデザイナーになるために、最低限必要なものをリストにまとめました。
- html5
- CSS3
- レスポンシブ対応
- スマホ対応
- ワードプレスの基本操作
- ワードプレステーマのカスタマイズ
- 簡単なテンプレートタグの使い方
- デザインソフト・Photoshop
- Git
これらは本当に最低のスキルです。htmlとCSSのコーディング、ワードプレステーマのカスタマイズ、そしてPhotoshopスキル。
レスポンシブ対応やスマホ対応はもはや必須のスキルです。これができないと仕事にはなりません。
Gitは作業環境として今では必須のものです。
プラスアルファは多いほうがいい
上に書いたものは、いわゆる「コーダー」と呼ばれる人のスキルになります。
プラスアルファとしてデザインをするなら、Photoshopの高度なスキルが必要になりますし、Illustraterのスキルも必要です。
フロントエンドエンジニアになるならばJavascriptにJQueryを覚えるといいでしょう。
さらにステップアップするならPHPやRailsのようなエンジニアの内容も覚えていくのがいいです。
最低限コーディングをしっかり覚えよう
時間がない、予算がない、ソフトを借りるお金もない。
そんなときには最低限、htmlとCSSを覚えておきましょう。ワードプレステーマのカスタマイズをCSSでできるレベルが目安です。
デザイン業務は苦手なな人もいます(私です)。その代わりにコーディングやフロントエンドの仕事ができると、職場の獲得にかなり有利になります。
30代未経験からWEBデザイナーになるためのキャリアアップは?
前職の経験が生きるのがWEBデザイナー
30代未経験からWEBデザイナーになるときに「強み」になるものがあります。
それが「前職の経験」です。
まったく畑違いの営業のスキルも、WEB制作の仕事獲得には大変有効です。おそらく、スキルが劣っていても営業で結果が出ていれば採用になると思います。
あとは個人情報保護法や、データの解析など。WEB制作でのプライバシーポリシーの作成や、運営しているメディアの管理に分析能力が生きてきます。
WEBデザイナーの次はエンジニアを目指す
WEBデザイナーとしてうまく仕事を見つけることができたら、そこからはさらなるステップアップのために勉強を続けないといけません。
一番いいのは、仕事についたらその資金を回してエンジニアリングを覚えていくこと。簡単なPHPが組めるだけで職場では重宝がられます。
WEB業界はラットイヤーの世界
「ドックイヤー」というは、犬の年齢のこと。1年が4年です。そのくらい流れの速い世界であるということ。
WEB業界は「ラットイヤー」と言われます。1年が8年くらいです。そのくらいWEB業界は進化のスピードが早いです。
とにかくひたすら次の勉強を進めていかないと、WEBデザイナーとして食べていくことはできません。
30代未経験からWEBデザイナーになるために作るべきポートフォリオは?
ワードプレスサイトを含んだポートフォリオを作る
結論として、「ワードプレステーマのカスタマイズを含めたサイトのコーディング、デザイン、できればJQueryなんかを使ったポートフォリオを作ってください」ということになります。
内容は架空のものでいいです。自分の友人なんかに手伝ってもらって、架空の会社のワードプレスサイト、htmlサイトを作成してください。
もちろんレスポンシブ対応、スマホ対応します。これは必須です。
ポートフォリオの見本一覧
WEBディレクション、デザインをしているMAI IMAKITAさんのポートフォリオサイト。
シンプル、かつ、過去のデザインがすぐにわかる素晴らしい見本です。
WEBデザイナーとして活動している加藤俊司さんのポートフォリオサイト。
PC表示、タブレット、スマホ表示の見せ方が今風でわかりやすいです。
WEBデザイナー長谷川寛さんのポートフォリオサイトです。
シンプルでかなりかっこいいですね。
ポートフォリオが実力の証明なのでしっかり作ろう
WEB業界において大事なのは実力。その証明がポートフォリオです。
しっかりワードプレスサイトも作りこんで、しっかりアピールするのがいいでしょう。
30代の未経験からWEBデザイナーになるおすすめのスクールは?
女性の就転職に強いのは「GeekGirlLabo」
女性のWEB業界への転職に強いのが「GeekGirlLabo」でしょう。
コースも充実しており、就転職のみならず、フリーランス、在宅ワーク、WEB担当といろんな職種をカウンセリングで選ぶことができます。
自分の働き方にあったコースをまずは始めてみるのがいいでしょう。
ポートフォリオの作成から面接の練習までカバーしている
「GeekGirlLabo」の就転職コースはとにかく対応が手厚いです。
ポートフォリオ作成のための実務経験を積めるVP(ヴァーチャルプロジェクト)を始め、面接の練習にはプロの人事採用担当が練習を見てくれます。
優秀な営業スタッフが仕事の条件にできるだけあった求人を持ってきてくれるので、あとはチャレンジするだけです。
女性向けの求人が多い、30代未経験にも強い
「GeekGirlLabo」は女性向けの求人に特化しています。生徒さんの中には30代から、40代からWEBスキルを学習しているという方も多いです。
しっかり教えているのでできる人はあっという間にお仕事を見つけていますね。
私がチューターをしています。ぜひ資料請求、そして入門コースを受講してみてください。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
小黒泰子
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